小鳥の皮膚科メモ

皮膚科の知識を整理。

肥厚性瘢痕とケロイド

肥厚性瘢痕、ケロイド:

 結合組織の増殖による、境界明瞭な紅色あるいは褐色な扁平隆起。

 外傷や手術のあとに起こるが、突然発症のことも。

 

肥厚性瘢痕とケロイドの違い

・肥厚性瘢痕は、半年~1年で改善。自覚症状はなし。

・ケロイドは、改善しない。痛いことが多い。

 

治療

 ・ステロイド外用ODT

 ・持続的圧迫

 ・ステロイド局注

 ・トラニスト内服

 ・外科的切除

 

難治なことが多い。

 

 

 

Blue nevusとは

Blue Nevus:手足背、腰臀部に後発する通常は単発性の青黒色の結節。

      真皮中~下層にメラノサイトが限局する良性の病変。

                      =plaque-type blue nevus、eruptive blue nevus、extensive blue nevus

 

病理学的タイプ

・common type

・cellular type

・combined type

 

アセチルコリン皮内テスト

①同意書をとる

 

②薬剤を準備する

オビソート(アセチルコリン塩化物)0.1g に生食1mLを加えて溶解する。

アンプル中の溶解液をとり、生食10mLに希釈する。

→100μg/mLの濃度のアセチルコリン液ができる。

 

③皮内注する。

100μg/mLの濃度のアセチルコリン液から0.05mLを皮内注する。

 

15分後、30分後と皮疹の反応をみる。